ヒロオさん

キッドのヒロオさんのレビュー・感想・評価

キッド(1921年製作の映画)
4.0
赤子の頃に母親に捨てられ、貧しい男に拾われた子供。貧困のなかでも二人で楽しく暮らしていたが、やがて母が女優として成功し…?という話。

人間愛に満ちた素敵な作品だった。

100年以上前の作品だがテンポが良く、ストーリーもシンプルで分かりやすい。
尺も短いので、古い作品をあまり観ないひとにもオススメしやすい。

厳しい現実を描きつつも悲壮感はなく、コミカルで心温まる作品だった。

極めつけは、サイレントの中で輝くチャップリンの表情豊かな演技。

この作品が、エンターテイメントとして当時の人々に笑いや希望を与えたのだろうと思い、映画の素晴らしさを感じた。
ヒロオさん

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