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カルメン故郷に帰るのkassyのネタバレレビュー・内容・結末

カルメン故郷に帰る(1951年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

牛に蹴飛ばされ、泡吹いて倒れた過去を持つリリィ。その影響かチョイト頭が弱い。故郷へ錦を飾りに帰って来たが、リリィのやることなすこと刺激が強すぎ村人仰天コメディ!天才・木下惠介の美的センスを日本初のカラー映画。

親子の確執ありながらも、故郷に錦を飾ろうとする、あまり深く考えていないリリィの性格がちょっと羨ましい。鈍感力ほしいなぁ。最後に売上を親に渡し、親は学校に寄付、故郷に役立てられるのもいいですね。

2024年3月26日(火) 18:02~20:00
 BS松竹東急 「開局2周年記念」
カルメン故郷に帰る デジタル修復版
(1951日本)
録画鑑賞

(ストーリー)
浅間山麓に牧場を営んでいる青山の正さんの娘きんは、東京から便りをよこして、友達を一人連れて近日帰郷すると言って来た。しかも署名にはリリイ・カルメンとしてある。正さんはそんな異人名前の娘は持った覚えが無いと怒鳴るので、きんの姉のゆきは村の小学校の先生をしている夫の一郎に相談に行った。結局校長先生に口を利いてもらって正さんをなだめようと相談がまとまった。田口春雄は出征して失明して以来愛用のオルガン相手に作曲に専心していて、妻の光子が馬力を出して働いているが、運送屋の丸十に借金のためにオルガンを取り上げられてしまい、清に手を引かれて小学校までオルガンを弾きに来るのだった。その丸十は、村に観光ホテルを建てる計画に夢中になり、そのため東京まで出かけて行き、おきんや朱実と一緒の汽車で帰って来た。東京でストリップ・ダンサーになっているおきんと朱実の派手な服装と突飛な行動とは村にセンセーションを巻き起こし、正さんはそれを頭痛に病んで熱を出してしまった。校長先生も、正さんを説得したことを後悔している。村の運動会の日には、せっかくの春雄が作曲した「故郷」を弾いている最中、朱実がスカートを落っこどして演奏を台無しにしてしまった。春雄は怒って演奏を中止するし、朱実は想いを寄せている小川先生が一向に手ごたえがないので、きんと二人でくさってしまう。しかし丸十の後援でストリップの公演を思い立った二人はまたそれではりきり村の若者たちは涌き立った。正さんは、公演のある夜は校長先生のところへ泊りきりで自棄酒を飲んでいたが、公演は満員の盛況で大成功だった。その翌日きんと朱実は故郷をあとにした。二人の出演料は、そっくり正さんに贈り、正さんは、不孝者だが、やっぱり可愛くてたまらない娘の贈物をそっくり学校へ寄付した。丸十は儲けに気を良くしてオルガンを春雄に只で返してやった。春雄は一度腹を立てたおきんたちにすまないと思い、光子と一緒に汽車の沿道へ出ておきんと朱実に感謝の手を振った。

ジャンルコメディ
製作国日本
製作年1951
公開年月日2012年12月1日
上映時間86分
製作会社松竹
配給松竹
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