木下恵介監督、1949年に公開されたとは思えぬぐらい先鋭的で、独裁的な亭主関白家庭をめぐる。
映画にカレーが登場するシーンの先駆け。
経営者の父親の身勝手さが浮き彫りになり家族が離れていく…しかしそ…
現在、BS松竹東急で「おやじ太鼓」のドラマをやっている。この映画はその元祖でドラマの方がリメイクだとわかった。
主題歌もまるで同じ。
映画から20年も後のドラマだから、俳優が一新されたかと思いきや、…
木下恵介監督の弟次男木下忠司が、父の鞄持ち長男森雅之がオルゴール会社設立で家から出て行き、長女小林トシ子が縁談を破談にし画家宇野重吉の下へ、妻村瀬幸子も森の手助けに飛び出す家族騒動の最後に、土建屋頑…
>>続きを読む実に愉しい日本クラシックのヒューマン・コメディー。
坂東妻三郎が初めて現代劇に出演したことでも話題になったそうです。
裸一貫から財を成し、
今や土建屋の社長である軍平(坂東妻三郎)。
とても立派…
一応コメディなのだが戦後史観丸出しで爆笑に至らないのが残念だ。木下恵介の中でも褒められた出来とはお世辞にも言えない。主演の頑固親父バンツマの名演が勿体なく思う。
ストーリー自体は戦後の中流家庭風刺…
コメディ仕立てだが、人間にとっての真の豊かさや幸福、家族や親子の在り方など普遍的なテーマについて考えさせられる作品。
1949年公開作品にしては、母親や子どもの台詞の中に、かなり進歩的な思想が感じら…
面白い… 哀れな家父長さんに対峙する妻と子供たちの恊働がテーマであることがもう素晴らしい。ウーマンリブ讃歌であり息子たちのパターナリズムからの解放宣言でもある。最終的に妻も子供も女中も戻って家父長…
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