山田辰夫さんの遺作という事で鑑賞。

故人となった名優の山田辰夫が惚れ込んだ作品は、やはり派手さはないが、途中から脇役一筋ならではの納得のテーマが隠されている。
視点を変えれば、代理や代行は誰かに必要とされてるというコトでもあり、主役も脇役があってこその必要性に繋がってるかと。
主演の藤間美穂がいい感じに優しいオーラを出すが…ラストの山田辰夫の味のありすぎる表情と演技に、強烈なインパクトで主役デビューした後の脇役人生とダブらせたら、またたまらない余韻になった。

☆☆☆★