アキラナウェイ

ホーム・アローンのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

ホーム・アローン(1990年製作の映画)
3.5
聖夜もホームでアローンですけど何か?

クリスマスですから。
クリスマスっぽいレビューを。

これは、子供達と一緒に鑑賞。
*僕は離婚していて、中3娘と中1息子とは週末だけ一緒に過ごしたりします。

シカゴの大家族マカリスター家の面々は、クリスマス休暇に家族総出でパリ旅行へ。出発の朝、家族全員が寝坊してしまい、8歳のケビン(マコーレ・カルキン)を取り残し出掛けてしまう。

そんなマカリスター家を、泥棒のハリー(ジョー・ペシ)とマーヴ(ダニエル・スターン)が狙って—— 。

知らない人はいないんじゃないかというストーリー。

頼れる大人はいない。
子供1人で泥棒達を撃退する痛快コメディ。

あまりに用意周到なケビンの仕掛けるトラップが巧妙過ぎて、殺傷能力が高過ぎて、泥棒コンビに同情してしまう。

階段は凍ってツルツル、
すってんころりん。
ドアノブで大火傷。
扉を開けたらガスバーナー。
釘を踏んで悶絶したり、
ミニカーを踏んですっ転んだり。

アイロンが落ちてくるとか、
死ぬと思う。

マフィア映画の常連ジョー・ペシが、コメディだって、生き生きしている。

昔観た時から、妙に大人びて
したり顔のケビンが
好きになれなかったけど。

ふと訪れた教会で、隣に住む強面のお爺ちゃんとのやり取りが、ケビンを内省的にさせる展開が良い。

苛めてばかりの兄弟や、自分を二の次にする両親の事を懐かしみ、愛おしく想うケビン。

このプロットがなければ、ケビンはただの生意気なクソ餓鬼だけど、再鑑賞して気付く彼の無垢な少年性。

本編に登場するタランチュラは本物なんだとか。

家族なんて疎ましいなんて
思う事もあるけれど。
今日はクリスマス。
皆んな笑顔でツリーを囲んで。

僕はホームでアローンですけど何か?

皆様、メリークリスマス!!