ぎょうざかしゅうまいか

ホーム・アローンのぎょうざかしゅうまいかのネタバレレビュー・内容・結末

ホーム・アローン(1990年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

男の子が一人で空き巣と戦う
クリスマスプレゼントは?!

アメリカに住むマカリスター家は7人家族
父ピーター母ケイト、長男バズ長女リニー、次女ミーガン次男ジェフそして三男のケビン

クリスマスに合わせて父の兄家族と一緒にパリ旅行へ行くため、ピーター、ケイト夫婦の家に大勢の親戚が集っていた。その数、子ども11人に大人4人

たくさんの子どもに大人はてんてこ舞い
そんな中、クリスマス休暇の防犯対策を確認するために怪しげな警官がマカリスター家を訪問
時を同じく夜ご飯の宅配ピザも届く

ケビンがチーズピザしか食べられないことを知っている意地悪な兄バズはチーズピザを全て食べてしまう。怒ったケビンはバズにタックル。そのはずみでテーブルから飲み物などがこぼれてしまい、みんなから大目玉を食らうケビン。母に屋根裏で寝るよう促される。

ケイトは玄関先で待っていたピザ定員に代金を支払い、警官に旅行の日程を伝えてしまう
ピーターからも家の防犯対策を聞いていた警官は、知りたかった情報を得ることができ、自慢の金歯をケビンに見せニヤリと笑う、、

みんなから怒られたケビンは、屋根裏に入れられる際に母とも大喧嘩し、神様に「みんな消してください」とお願いしながら眠りにつく。

翌日、夜の暴風による影響で電線が切れ目覚まし時計が鳴らなかったマカリスター家、全員が寝坊してしまって大慌てで身支度をし、大切なケビンを家に、、、


子どもの頃
大好きだった映画の1つ
そのため思い出深い
クリスマスには見たくなる
私の中でホーム・アローンは
もはやクリスマスの季語である笑
何度見たかわからないが今年も視聴🎄
やはり最高のコメディ映画である

なんといっても
マコーレー・カルキンの演技がすばらしい
特に表情で伝える演技が完璧すぎる

例えば
伯母さんから一人で旅行の身支度をするよう伝えられた時の表情
「え!僕が一人で!」と衝撃を受けている顔から一人で出来ないことが伝わってくる
他にも
バズから蜘蛛の餌にするぞと言われた時や
隣のおじいさんマーリーが死体を隠している話を聞いている時にゴクリとなったり、泥棒が初めて家に来たときにベッド下に隠れた時の怖がったりするなど
全て引き込まれ、共感させられてしまう

表情と言えば母役のキャスリン・オハラもすごい 
息子を心配するあまり警官や空港店員への訴えもだが、やはり一番はケビンを置いてきてしまったことを思い出したときの叫び
「ケビン!!!!!!!!」

個人的に表情といえば
おねしょするフラーが
ペプシを飲み過ぎたらおねしょするわよと
言われた時にケビンに向けてニヤリと笑う顔も最高である


子どもの頃
誰しもが思ったことがあるであろう
「自由にしたい!」
といった願いをケビンが楽しむ姿がサイコー
・ベッドはねてポップコーン
・兄のものを勝手に使うエアガン
・見たい映画を見ながら大量アイス食い
・一人で買い物
私が特に好きなのは階段ジャンプ台ソリ
当時、憧れて布団をソリに見立てて、自宅の階段で何度も楽しんだ笑
サイコーに面白い遊びである

また程よく子ども心に怖いと感じる点
・隣の殺人おじいさん
・毒グモぽいクモ 
・一人になる
・地下室や屋根裏
・図らずの万引きからの逃走膝スケート

ただ楽しいだけじゃなく
程よく怖い点があるのも
ドキドキ感があってワクワク感が増す

そしてホーム・アローンといえば
泥棒から家を守るためのトラップ
玉にエアガン、顔面にエアガン
カチコチツルツル階段
顔面アイロン、熱々ドアノブ
粘着階段と足釘
頭バーナー
粘着シートと綿
まきびしオーナメント
顔面ぺんき缶
ひっかけワイヤー
顔にクモ
逃走ロープ
ロープ切断からの壁ドン

そりゃーそりゃーおもろいに決まってる
家にある物を自由に使っている点もだが

なんたってハリーとマーブが全部
完璧なまでに引っかかってくれ
その時のリアクションったら面白い

↑ 
これだけのトラップを一人でできるかい!
下手したら大怪我もしくは、、、
っといったまともなツッコミはコメディ映画なのでなしとしましょう笑

私は泣く子も黙る洪水小僧が家に入る前
ケビンが家族がいると思わせるための偽装家族マネキンとのダンスが好き💃
ピザ屋への録画を使った支払いも


笑いだけでなく以下のような
心がほっこりしたり、考えさせられるたりする場面が多いのも
この映画が愛させる理由だろう

・ケビンの成長
旅行の用意ができなかったケビンが
一人で泥棒と戦い、買い物へ行き、クリスマス飾りをする
・家族との関係
邪魔者扱いされていたケビンが
どれだけ愛されているかがちゃんと伝わる
・隣のおじいさんとの関係
教会でのマーリーとの会話で
「家族が大好きなのについその時の感情で絶対に言っちゃいけないことを言っちゃう」
は誰しもが経験し、反省したことがあるだろう
おじいさんもまた自分の過ちを反省し、家族との関係を修復するため動く


面白くて笑えて
ドキドキやハラハラもあって感動する
傑作映画