豚肉丸

ボスを倒せ!の豚肉丸のレビュー・感想・評価

ボスを倒せ!(1956年製作の映画)
4.1
凄腕ガンマンの男が友人に「ガンマンをやめる」と約束し、町の保安官として働くお話

いかにもアメリカらしい西部劇で、まあまあ楽しめる。話の展開や最後のオチの付け方など、簡単に予測できちゃうのに、それでも一定の面白さは保証されている。特別「ここが良い!」と言える箇所はあまり無いけど、無難に面白い。そんな感じのアメリカ西部劇。
この映画の主人公は、元凄腕ガンマンだけど今は殺しをやめて真面目に保安官として働いている人。「もう人は殺さない」と誓ったので、撃ち合いはあまり無いし銃を使っても脅しに使う程度。
しかし物語が起承転結の転の部分に入ると、主人公のライバルである凄腕殺し屋がやって来て、町を守るためには銃を使わざるをえない…という、ありきたりではあるけど普通に面白い展開が起こる。今まで見てきた西部劇映画って大抵主人公が殺しを躊躇する場面ってあんまり無かったので、話の筋はありきたりでもちょっと新鮮に感じた。
そんなこんなで進んでいってからのラストの決闘はまあまあ盛り上がった。今まで撃ち合いのシーンが少なかっただけに、鑑賞中にも「おおっ!」と力が入る。
少なくとも、量産型ジャンゴ便乗マカロニよりかは楽しめるんじゃないでしょうか。

それにしても、西部劇映画で主人公が散弾銃を使うってあまり無いような…知らんけど……
豚肉丸

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