おーにん

7月4日に生まれてのおーにんのレビュー・感想・評価

7月4日に生まれて(1989年製作の映画)
4.3
期待してなくてなんとなく見た映画だけど個人的にはとても楽しめた。ベトナム戦争の映画かと私は最初思ったがそうではない。ベトナム戦争により当時は人々はどれだけ苦悩し、その亡霊にどれだけ苦しめられたのかという映画だろう。
実話をベースにした映画と知ったとき主人公のトムクルーズは正直「イケメンすぎだろw」と思っていた。しかし映画は視聴した後に実際にモデルになったロン・コーヴィックの演説の映像を見たらそんな事は言えなくなった。あれは本物だ。この時代の映画なので今と比べると画質の粗さがあるがそのおかげで実際の映像とパッとみただけでは区別がつかない、ほとんど本物の映像となっているのは本当にすごいと感じた。
DVDの特典映像にはオリバー・ストーンのインタビューが入っていた。それで私は有ることに気づいた。この映画のロン・コーヴィックとはオリバー・ストーン本人のことであろうことをだ。彼自身ベトナム戦争に従軍し、帰還した際はこの戦争への国民の関心がなくそれで平然としていることに驚き、悲しんだという。そんな彼だからこそ、この映画をとても完成度の高いものにできたのだと私は感じた。
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