火の玉ジョニー

コクーンの火の玉ジョニーのレビュー・感想・評価

コクーン(1985年製作の映画)
3.4
敬老の日か
まさか自分が敬老される側になるとは…
って誰も敬わないわ!!
いま60代は老人じゃねえし

SFなんだけどSFじゃない
ファンタジーの皮を被ったわりと辛辣な作品
出てくる人?も人間の皮をを被った…

老人たちが忍び込んだプールに入るといきなり気分が良くなって気持ちも若くなる
なんと病気の進行まで止まってしまう

ここの老人ホームはとにかく夫婦が多い
アメリカってこうなのかな?
もうそれだけで充分幸せな老後って言えるんじゃないかなって思う自分

若返りの原因はプールに置かれた繭(コクーン)
人間の皮を被った謎の集団が運びこんだもの

これがもっとも謎なんだけど終始友好的
なんかやさしすぎる人?たちなんだけど
人じゃないし…

元気になって青春をやり直してるかのようなじいさんばあさんを見るのはとても楽しかったけど…そこからの展開は響かなかったかな

うーん…
こういう未来を選ぶだろうか
「永遠の命と君との半年なら…君との半年を選ぶよ」名言だと思う
それでも行くのかい?おーい!!
言動不一致ではないか!

奥さんに先立たれたバーニーの判断が正しい
ひとりで永遠の命があっても嬉しくもなんともないもの、余計に辛いだけ

これはポテトさんとのデートムービー候補だったもの
なんか良さげな雰囲気を醸し出しつつなんじゃこれ?的な不思議作品でした