メイマーツインズ

あの日、欲望の大地でのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

あの日、欲望の大地で(2008年製作の映画)
4.4
【隠れた傑作⁉︎シリーズNo.1】

”母の女としての欲望が娘の人生を狂わせる…〟

心が揺さぶられる傑作‼︎

脚本が”21g〟”バベル〟のギジェルモ・アリアガ(今作は監督も)だから、人間の本質をあぶりだす物語になっている

シャーリーズ・セロンが素晴らしい!
過去を背負い心を封印する女性シルヴィアの魂が抜けた表情は無機質を感じさせる…
”マッドマックス怒りのデス・ロード〟や”オールド・ガード〟の彼女に通じるものがある

キム・ベイジンガーも母でありながら”女〟であり続ける姿を熱演している。さすが大女優の貫禄!

シルヴィアの少女時代を演じるジェニファー・ローレンスも、心に傷を負った少女の感情表現が繊細で素晴らしい!

3人の名女優の魅力を堪能できる贅沢な逸品

”暗いトンネルを抜けて
  見つける光〟

ラストへの展開が、美しい…