このレビューはネタバレを含みます
いや、最後、2人の愛の巣作るんちゃうんか〜い!
最後までソナに体売らせるんか〜い!!
と突っ込んでしまった…。
これで2人でふつうにトラックに乗って新天地めざす、みたいな終わりだったら4.0だったんですが…。
まぁでもそこまでしてハンギと一緒にいたくなったてことなんかな…?
だとするとま〜〜〜ぁ女心の分かってない監督ですね…。そんなに都合よくないだろ…。
全体的な映画の手触りは悪くなかった、ってかむしろ好きだった。
ハンギの不器用オブ不器用な感じもいいし、エゴンシーレの画集もおしゃれだし。
ヤクザの諍いの凶器のディテールがよかったね、紙尖らすとか、大きなガラスとか。
ただなぁ、最後はふつうに2人で綺麗に終わってほしかった。
最低なヒモじゃん…。
そんなふうにタイトルに帰結せんでええ。
ハンギのセリフ「ヤクザが愛だの抜かしてんじゃねー!」を考えると、究極の純愛でもあるのかなー。
ある意味「春琴抄」の対極にある物語かもとか思ったりしました。
だからまぁ、嫌いじゃない。
男性の究極の理想、って感じなんかなぁ、『弓』に続き。
いろいろあっけに取られるんだけど見ちゃう監督ですな。