カフェポタリスト

フランケンシュタインの逆襲のカフェポタリストのレビュー・感想・評価

3.5
フランケンシュタインの怪物と言えば、なんといっても
戦前のユニバーサル映画のボリス・カーロフだが、
こちらは英国のハマーフィルムが1950年代後半から、
70年代初めにかけて制作した一連の怪奇映画の一本で、
後にドラキュラ役者として名を上げる
クリストファー・リーが怪物を演じている。

戦前のユニバーサル版とは内容がかなり違って、
戦前版が怪物の心の変化と民衆煽動の怖さが強調されていたのに対し、
こちらはカラーのおどろおどろしい怪奇映画に徹している。
ピーター・カッシングのマッドサイエンティストぶりはよかったが、
クリストファー・リーはやはり怪物よりもドラキュラ伯爵が似合っている。