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金色の眼の女のmimicotのレビュー・感想・評価

金色の眼の女(1961年製作の映画)
3.5
ジャケットとタイトルに惹かれて鑑賞。
原作はバルザック。

モノクロ映像の影が美しく、金色の眼の女のアップと散文的なセリフ...
全てが、なんとも哀愁漂うギターのメロディーと相まって、気持ちよく酔ってしまった。

女の子を賭けの対象にするような鼻持ちならないドンファンが、偶然出会った金色の眼の女に惹かれ翻弄されていく話。

金色の眼の女は、「太陽がいっぱい」のマリー.ラフォレ。1961年とは思えないくらい現代的なお顔立ちでした。彼女のアップに、綺麗✨美しい✨と何度呟いたかな。。

金色の眼の女の性格に一貫性がなくて、最初はちょっと病んでるひとなのかと思った。次第に彼女には愛してるひとがもう1人いることがわかる。その間で揺れていたのか...。
揺れる金色、苛つくドンファン。散文的なセリフが激しくなっていき..緊張する。

頭から離れないギターのメロディーは、あの有名な「禁じられた遊び」のナルシソ.イエペスでした。
マリー.ラフォレ、カラー写真を見るとブロンズ色の瞳。美しい✨
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