バナバナ

ミート・ザ・ジェンキンズのバナバナのレビュー・感想・評価

ミート・ザ・ジェンキンズ(2008年製作の映画)
3.3
ロスコーはバツ1子持ちの精神科医で、今はテレビの暴露番組の司会も務める人気者。
9年ぶりに、彼の両親の結婚50周年を祝うパーティに出席する為、婚約者を伴って実家に戻るが…。

ロスコーは大家族出身の黒人だが、家族は口が悪くて、末っ子で要領が悪かったレスコーはいつもからかわれ、バカにされ、いい思い出がほとんど無い。
9年間実家に帰らなかったのも、そのコンプレックスのせいだ。
もし彼が子供の頃に、父親に少しでも認められていたら、こんなに僻まなくても済んだろうにと思うと、やはり気の毒に感じた。

しかし、幾ら『サバイバー』出身の気が強い婚約者にそそのかされたとはいっても、家族恒例の障害物競争で彼が息子にやった仕打ちは、現実ならかなり子供のトラウマになりそうだったけれど…。

兄弟、従弟、特に姉のベティが強烈で面白かったが、ロスコーが家族の大切さに気付くきっかけが弱過ぎるし、気の強い婚約者にもっとギャフンと言わせてほしかった。
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