のこ

エロイカののこのレビュー・感想・評価

エロイカ(1950年製作の映画)
4.8
ベートーヴェンの生誕180年、彼の半生を描き1950年製作のオーストリア映画。

ベートーヴェン(E・バルゼル)ばウイーンで作曲生活。ナポレオンこそ自由と平等をもたらす使者だと第三交響曲を「エロイカ(英雄)」と名付ける。
しかし次第にナポレオンは独裁的となり、裏切られた気持ちのベートーヴェンはエロイカの表紙を破り捨てハンガリーに逃げ伸びる。
そこで前々から心の友であり愛弟子のテレーゼと彼女の従妹のジュリエッタに合い テレーゼとは違った魅力のジュリエッタにぐいぐい惹かれて行く!
演奏会で「月光の曲」を弾くベートーベン!
ジュリエッタへの熱い思いを甘く切ないメロディーに心を込めて~観てる方もうっとり😊
しかしベートーベンが耳が聞こえなくなり、音が聞こえない苦しみを神へ怒りまくる~

テレーゼはベートーベンの偉大なる才能を当初から見抜き、才能あるものは孤独~難聴になってもベートーベンを励まし続け、
もう一人の心の友 神学を学んでいるカール・アメンダは
彼がたとえ耳が聞こえなくても 心で音楽は作れることができることを諭す!
耳が聞こえなくなったことで静寂を学んだベートーベンは新たな才能で蘇る!
苦しみ もがき その試練と闘いながらも新たなことへ挑戦して行く~^^
精神の深いところまで入って行った作品!
古い映画ですが英雄ベートーベンを見事に描いています😊
のこ

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