ゆき

白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々のゆきのレビュー・感想・評価

4.0
ナチスドイツに立ち向かった、『白バラ』の1人、21歳のドイツ人少女、ゾフィー・ショルの逮捕されてから処刑されるまでの4日間の本当の話。

ナチスドイツに反抗すれば、命がないと知りながら、レジスタンスに身を投じたゾフィー。

彼女は自分の命ではなく、もっと先を見据えているように思いました。
誠実なドイツ人がいた、反抗するドイツ人がいたという事実を残すために、ドイツ国民の名誉のために、戦ったのではないか、そう思わされました。

彼女のセリフの中で、とても印象に残った箇所があります。

「私は自分が何をしたか理解しています。機会があるならばもう1一度同じことをします。私は間違ったことをしていません。間違ったことをしているのは、あなたたちです。」

彼女の凛とした真っ直ぐな目と、良心に従って行動する純粋な姿に、信念を貫き通すためなら死んでも良いという強い意志を感じました。

生きるとはどういうことなのか、
弱い立場にある人々に無関心でいることは、虐げている人と同じことをしているのだとそう思わされました。

実際にあった史実に基づいて作られた作品です。
歴史と向き合って、静かにみて観てください🍂
ゆき

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