上から謙

人生劇場 飛車角の上から謙のレビュー・感想・評価

人生劇場 飛車角(1963年製作の映画)
3.2
義理人情にかまけてこれでもかと意地を通す侠客の噺。もはや侍と思わざるを得ない程。自分の愛する女を振り払ってまで突き通す姿は任俠中毒者と思えた。佐久間さんや女性の感じが多分現代的にはコンプラに引っかかりそうな感じだろうなと思いながら、そんな奴おらへんやろ過ぎておかしなことになりまくって行くのだがどこかでそんな奴おってくれたらおもろいよなというのもあり映像はさすがプロフェッショナルで美しく観させて頂いた。
やはりラスト30分くらいのたたみかけ殊に最後のスパートは個人的には「用心棒」ぐらいワクワクさせられる引き込み。それでいてあの最後は痺れた。
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