ねぎおSTOPWAR

巌窟の野獣のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

巌窟の野獣(1939年製作の映画)
3.8
ヒッチコック監督、イギリス時代の最後の作品。
既にデヴィッド・O・セルズニックとの契約を済ませていましたが、契約スタートまでの時期これを撮影したそうです。
原作はダフネ・デュ・モーリア。アメリカ一作目となる「レベッカ」と同一作家です。

原題「JAMAICA INN」
まあね、巌窟の野獣ってわからなくはないですけどね!笑
それよりも本編中JAMAICA INNが出てくるんですが、字幕が「ジャマイカ亭」っておい!落語家かって!出てくる度に笑ってしまうわ!!
作品は1939年。この字幕付けたのがいつかはわかりませんが、今だったらそのままジャマイカインで大丈夫ですよね。

嵐の日、船が座礁、難破し、族がそこに襲いかかり皆殺しして積荷を丸ごと奪うところから映画は始まります。
その族の隠れ家がジャマイカ亭!笑
そこは族の長ジョスと妻ペイシャンスの家。
身寄りをなくしたメアリーが唯一の親族である叔母ペイシャンスを訪ねて来て、物事が動き出します・・。


良作サスペンスだと思いますが、最後のオチに向かう流れの中に〈おやおやっ?〉と気になっちゃったところが・・。

完全にネタバレします。




*1
ペイシャンスが撃たれても誰かと気にする様子もなくジョスに水を飲ませてやり、息耐えたら急に金切り声の悲鳴!??遅いって!
*2
黒幕が銃を構えて部屋に一歩。するとメアリーは、どうぞ捕まえてくださいとばかり何故かダッシュしてフレームイン。黒幕の横へ!??「離して!」ってだったら逆に逃げろーー!
*3
黒幕絶体絶命の状況でメアリー、この人は悪くないわ!病気なの!・・っていつそんなことになっていた!??唐突過ぎだわー。



35/54