どぎー

愛と誠のどぎーのレビュー・感想・評価

愛と誠(1974年製作の映画)
3.4
2018/07/30

原作は漫画で作者が巨人の星、あしたのジョーの作者 梶原一樹
西城秀樹の初主演作品

内容
幼少期の頃、ヒロイン早乙女愛を助けた主役太賀誠はその際に出来た額の大傷が原因でいじめや家庭崩壊に合い捻くれた性格の不良になった。

愛は偶然誠に出会い、過去の事故の償いの為、不良となった誠を更生させようと早乙女家で誠を引き取り、自分の通う名門校へ通わせる。

誠は、自分の傷をつけた愛と苦労知らずの学園生たちを憎み、わざと学校で問題行為を行い平和だった学園を支配しようと目論む。

感想
長い間虐げられた青年の苦しみを書いた話だと思った。子供の頃に十分な愛情や対等な関係を得られないと人は歪む。
その歪みを直すには献身的な愛しかないと考えている(誠は愛着障害に相応すると思う)

愛がどのように、1人の人間として誠の心を癒していくか興味深く見ることができた。

ラストは抱えていた問題を全て解決していないが誠と愛が対等の立場になるきっかけとなったと思う。

このシリーズは3作続いている為次作も見ていく。
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