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東京裁判のににのレビュー・感想・評価

東京裁判(1983年製作の映画)
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おバカな学生の時に観て、精神障害の戦犯が裁判中に東条英機のハゲ頭をはたいたことしか記憶にないのだけど、凄い映画を観たという印象が残っていたので、ぜひ再見したいと思っていた。
4時間半超の長丁場。しかし、一度も退屈することはなかった。歴史的事実に加え、裁判の駆け引きも描かれスリリングである。裁判自体は「勝てば官軍」の理屈で成り立っていると思うので、個人的には賛同できないが、様々な真実が明らかになった点は評価できるのだろう。
東条英機の佇まいは凄みがあって、多くの命を動かした人物とはこういうものかとの感慨をもった。
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