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喜劇王のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

喜劇王(1999年製作の映画)
5.0
役者のワン(チャウシンチー)は、売れないくせに理論ばかりが先に出て、エキストラさえロクにつとまらない。今日も他の俳優に仕事を奪われ、さらにスタッフにもバカにされ、管理人として住み込む公民館へ帰ってきた。
そんな時、愛想のなさが災いして客が取れない女子高生パブのホステス・ピュウピュウ(セシリアチャン)が、演技を教わりにやって来る。彼の演技指導のおかげか、彼女は売れっ子になり、やがて彼を愛するようになるが…。
あのジャッキー・チェンも端役で登場。共演は「食神」のカレン・モク、新人のセシリア・チャン。
役作りし過ぎて現場に嫌われる俳優志望のエキストラをチャウ・シンチーが演じて、映画の現場の裏側を描いたバックステージ物としても楽しめる1作で、ヒロインのセシリア・チャンが見た目こそ可憐な女子高生パブのキャバ嬢だが喋り方がオヤジそのものだし金持ちのお客さんにウケるためにワサビを食べて泣く演技をする熱演を見せるのが笑えます。
ジョン・ウー映画のパロディやチャウ・シンチーがセシリア・チャンに演技指導をするシーンやチャウ・シンチーが仲間と「ドラゴン怒りの鉄拳」を熱演するシーンもブルースリー愛がこもっていて、面白いです。
チャウ・シンチーとセシリア・チャンとカレン・モクの三角関係も、切ないです。
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