ドヌーヴが首輪されて鎖で繋がれたポスター画像見たら、観ずにおられなんだ。(笑)

離れ小島にマストロヤンニがおって、どうでもええ理由でドヌーヴがやって来た。何故か服はサンローラン。マストロヤンニが大事に飼っとった犬をドヌーヴの不注意で死なせてまってからは「おれの話し相手がおらんくなった。おまえが犬になれ」とばかりにドヌーヴに首輪をつけさせ手をペロペロ舐めさせ棒切れを遠くに投げられ「持ってこい」を何回も繰り返すシーンは、もはや奥村チヨの「恋の奴隷」状態。

わるい〜ときは〜

どうぞ 打ってね〜♫

あ　な　た　ご　の　み　のぉ

あ　な　た　ご　の　み　のぉ

お〜ん〜なに〜　

な〜り〜たぁい〜♫


ドヌーヴの乳がよー見えるスケスケルックや、麗しき美顔を拝めただけで良しとしたいところだが、正直そんなに面白くはなかったな。

今日は月に一度の銀座エルメスで名画鑑賞。今月の作品は1972年のフランス=イタリア映画「ひきしお」。

地中海の孤島でひとりでひっそりと暮らしていた男(マルチェロ・マストロヤンニ)の元に、ふらっと金髪の美女(カトリーヌ・ドヌーヴ)が舞い込んでくる。美しい海。奇岩の多い風光明媚なビーチ。おしゃれな音楽に、美しいカトリーヌ・ドヌーヴと前半はBGVにしててもいいくらいのおしゃれな美しさ。

が、犬が死んだところから一転、男と女の関係は所有と隷属という関係に変わる。現在のマジメな感覚で見たら、女性蔑視とか見る人によっては顔をしかめそうなシーンもあるが、ふたりはそれでも幸せそう。雌犬になりきって主人を舐め、求めるカトリーヌ・ドヌーヴのなんと妖艶なことか。

ピンクのメッサーシュミットは可愛いけど、ふたりの旅立ちに走り出す機体のプロペラが回っていないのは、回らなかったからなのか？あえて回していないのか？ それによってラストシーンをどう読み取っていいのか変わると思うんだけど、そこまでこだわってもいないのかな？

地中海の海と若きカトリーヌ・ドヌーヴを堪能しつつ、アンニュイな雰囲気のストーリーに身を委ねられる人に。

カトリ犬・ドヌーヴって書こうとしたら既出でもう何も書くことが無い。性癖お刺さりムービーとしてはなかなかだがお話はいまいち。ヤン兄とドヌーヴが孤島でイチャコラしてるだけだし、イッヌが死んで以降は特に楽しみも無い、ただドヌーヴが基本おっぱい丸出しか乳首スケスケだからまぁいいかって感じ。愛と隷属とか、共産と個人主義とか、まぁそんな感じのテーマなんだろうけど、にしてはただただシュールな展開、ピコリとか何の為に出て来たのかすら分からない。人参しか食べない娘ちゃん、服もオレンジだしリビングにもオレンジ色が目立つ、謎い。

• #太腿映画大賞