ぼっちザうぉっちゃー

ブレインデッドのぼっちザうぉっちゃーのネタバレレビュー・内容・結末

ブレインデッド(1992年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

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絶妙に欧風の香りがするコミカルロマンスの独特な導入から、ラットモンキーという得体の知れぬ生物(突然のストップモーションで登場)の醜悪さと凶暴性が感染した最初の被害者が生まれる序盤。
ここから普通にゾンビもののパニックが起こり始めるのかと思いきや、まず始まるのはその感染者の愚息(主人公)が起こすてんてこ舞いの孤軍奮闘。イカレ獣医ハインリッヒからもらった薬を武器に、ゾンビたちと格闘して(注射器を鼻にぶち込んで)いく。
しかしとどまることを知らぬ感染は、武闘派神父をもその毒牙にかけて、ただでさえ癖の強いキャラにさらにゾンビ化という属性を付与させてしまう。

そしてそこから何故か開幕するゾンビたちとの共同生活。もうほぼスラップスティックなドタバタ劇。なんだこれは。一発のスプラッターに甘んじることなく、看護婦の首の皮一枚ぱっかぁ状態などを持ちネタみたく利用した身体破損ギャグたちには、もはや妙に感心してしまったりもする。さらに畳みかけるように、神父×看護婦のおぞましいまぐわいからのゾンビベイビーの誕生、そしてその子守という大騒ぎ。どこまでも主人公の手を離れない喜劇。
しかし遺産目当ての叔父の強引な押し入りと、まんま「POISON」と書かれた劇薬の投与(元気200%)によって、事態は待ちに待った文字通りの大量出血サービス大修羅場に発展していく。

そっからはまた止まることのない、血と臓物のコミカル。あらすじ風に書くだけでなかなか体力の要る内容。本当に筆舌に尽くしがたい。
とりあえず自律型内臓ゾンビ(まさしく超跳腸胃胃肝血)と顔の中からあっかんベいびーと、叔父脊髄剣(意外と最後まで生き残ってたな。やはり頭のネジがぶっ飛んでるやつは強ぇ)と芝刈り機マンと豊満ママンは忘れない。

なんかもう定期的に観たいくらい好きだ。
少なくとも、血と肉とユーモアが不足してきたり、脳がクソみたいになったら一旦摂取することにしたい。