レオ

ブレインデッドのレオのレビュー・感想・評価

ブレインデッド(1992年製作の映画)
5.0
前評判が高くずっと気になっていたもののどこにもレンタルされておらず、中々見れなかった。しかし、どうしても見たかったので意を決してAmazonで諭吉を生贄に捧げブレインデッドを召喚(購入)。結論から申し上げると諭吉を生贄に捧げるだけの価値がある作品だった。
この映画はとことん突き抜けており、ゾンビ映画なのに腹を抱えて笑ってしまう場面が幾つもあった。
マザコンで弱々しい男が主人公ってストーリーからぶっ飛んでいるが、一際ぶっ飛んでいるのは血糊の量であろう。これまで様々なスプラッター映画を見てきたがここまで血糊を使った映画は初めてかもしれない。しかし、作りの安っぽさからなのか限度を超えてしまったからなのかグロテスクさは殆どなく、特に最後の30分間の芝刈り機ショーは爽快感すら感じることが出来た。
マザコン主人公を含めカンフー使いの神父等魅力的なキャラクターが多く本当に素晴らしい作品だった。
しかし、こんなハチャメチャ映画を作った監督が後に「指輪物語」という純粋なファンタジー映画の監督をすることになるとは誰が予想しただろうか。
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