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非行少女ヨーコのyusukepacinoのレビュー・感想・評価

非行少女ヨーコ(1966年製作の映画)
3.4
ドラッグムービーか。降旗康男監督の昇進第1回作品、即ち監督デビュー作。谷隼人の谷隼人の芸名としてのデビュー作でもある。無軌道な不良少年少女の青春。家出したヨーコが男を見つけたり誘われたりしている内に不良性が増してゆき抜け出せなくなる。ラリったような映像でカメラの動きや向きが割と激しくて酔ってくる。監督デビュー作にしては脇を固める俳優がなかなか豪華で期待されていたのだろうかと想像する。オカマっぽい喋りの石橋蓮司。よく見る大原麗子と谷隼人のセット。荒木一郎や岡田英次のあの感じの役どっかでも見たなとか寺山修司がいたり、佐野周二まで登場したりとその辺の楽しみ方もあった。『月曜日のユカ』の影響も感じた。
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