渡世人の生き様を描いたヒューマンドラマ「男はつらいよ」シリーズ第31作目。
山田洋二が監督・原作・脚本を、渥美清が主演を務める。
本作品のマドンナは都はるみ演じる演歌歌手の京はるみ。
細川たかしがゲスト出演。
本作品の寅さんの旅先は新潟県の出雲崎と佐渡、北海道の支笏湖と羊蹄山。
オープニングは天保6年に起きた佐渡金山一揆の首謀者である”柴又の寅吉”の寅さん（渥美清）の夢で始まる。
旅から実家のとらやに戻ってきた寅さんは、甥っ子の父親の代役として運動会に参加しようと一人張り切るが、ハメを外す寅さんの参加を誰も望んでいない。
失意のうちに再び旅に出た寅さんは新潟の出雲崎の港で一人の女性と出会う。
彼女と地元の小船で佐渡に渡り、二人で島巡りを楽しむが、民宿で彼女が京はるみという人気演歌歌手であることを知る。
彼女は新潟コンサートをすっぱかして失踪中だった……
甥っ子の運動会に勝手に参加する気になる寅さんでしたが、当の甥っ子は問題ばかり起こす寅さんの参加を嫌がり、最後は泣き出してしまう。
そんな無神経な寅さんですが、女性には気配りが出来て、大スターと知りながらも一人の悩める人間として接する寅さんの優しさにほっこりです。
都はるみが歌う”佐渡おけさ”、”涙の連絡船”、”アンコ椿は恋の花”などの演歌を満喫できます♫
「暇だったら腐るほど持っているんだ 持っていないのは金だけだい」
2022.5 4Kデジタル修復版をBSテレ東で鑑賞
2021.5 4Kデジタル修復版をBSテレ東で鑑賞（録画）
