アンナチュラルないながきつかさ

名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)のアンナチュラルないながきつかさのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

〜最新作 "黒鉄の魚影" 予習〜

名探偵コナン 第8作目
「銀翼の奇術師」

怪盗キッドの犯行予告現場に赴いたコナンら一行。
そんな彼らの前に現れたのは、なんと工藤新一!
冒頭から視聴者には正体がバレた状態でスタートするのには驚かされた。

密かに飛行機内に父と母を内緒で隣席にした蘭の健気さが涙ぐましい。

しかし今作はとても好きな作品であった。
コナンといえば事件。だが、今作はあくまで事件に重きを置いていない。
飛行機の精密な操縦から細かな演出、こだわりの詰まったシーンの数々は、ガンダムやエヴァ、押井守好きからしたら興奮間違いなし。
それに加えてあの宿敵 怪盗キッドと共闘して乗客を守る!というなんともアツい展開。
ガンダム続きで申し訳ないが、これは逆襲のシャアを観たときの感動に近いものを感じた。

普段が事件物を扱うためか、こういった人の善意に触れるものをたまに出されると、それは否が応でも好きになってしまう。まったくまんまと嵌められてます。

今回も相変わらずコナンの隣はほぼ毎回哀ちゃんで、2人のやり取りを常に楽しみにしている自分がいることに気づく。
今作で確信を得たのは、印象に残ったセリフの一つ目である。これを聴いたときに僕は一生この2人を推せることを確信してしまった。

二つ目は、乗客すべての命を任せられ不時着成功後気を失ってしまった蘭姉ちゃんに対しコナンが放った一言。映画を観たすべての人が思ってることだったが、コナン、いや新一が蘭にかけた言葉として捉えると、自然と涙が溢れてしまった。ずるい。そんなん好きだし。

==============================
【印象に残ったセリフ】
コナン「灰原、後を頼む。」
灰原哀「はぁ。いってらっしゃい。」

ラストシーン
コナン「よくやったな、蘭」