1983年日本公開のヒューマンコメディ、寅さんシリーズ31作目。マドンナは都はるみ、旅先は新潟県。
例の如く柴又で一悶着あって旅に出た寅さんは、新潟を旅していた。そこで漁師の船に乗せてもらって佐渡…
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寅さんの夢の中では大体さくらは可憐で献身的。おいちゃん、おばちゃん、博はうだつが上がらない。
そしてタコ社長と源公は悪者扱い。
寅さんが無意識に彼らをどのように捉えているのかが分かって面白い。
時代…
シリーズ31作目。
マドンナは歌手の都はるみ。U-NEXTの作品紹介によると寅さん役の渥美清さんが都はるみのファンだったらしく共演が実現したらしい。渥美清クラスになるとこうゆう事も可能なのね。
そう…
寅さんの美学は「引き際」に表われる。誰よりも我儘で、往生際が悪いようにみえて、居てほしいときにすっと姿を消してしまう。そこに、自分ではなく、相手を慮るやさしさがある。慮る。このもはや死語になりつつあ…
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今は亡き新潟の情景、実際は見たことがないのに懐かしさを感じました。
とらやにはるみが来る場面で寅さんがひとり二階に残り、はるみがファンに囲まれる一階の喧騒を俯きながら聞いている画、とても美しかった…
嵐と共に柴又に舞い戻る寅さん、早々に家族と揉めるお約束にほっこりする。
「他の人になくって叔父さんにあるものは暇だよ」
「暇なら腐るほど持ってら、持ってないのは金だけ」
「俺が居なくたって、妹…
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