しき

いまを生きるのしきのネタバレレビュー・内容・結末

いまを生きる(1989年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

泣いた。
自分がもしまだ自分の道を決めきれていない時、キーティングのような先生に出会っていればまた人生は変わっていたのかもしれないし、変わっていないとしても彼の授業を受けてみたかった。
誰が正しくて誰かが間違っているわけじゃない。父親の意見もキーティングの授業も完全に間違っている訳では無いし、確実に正解な訳でもない。ニールが、自分の本当にやりたいことを見つけてしまったが故に希望を失って命を絶ってしまったのも誰かのせいだと豪語できるほど単純なものじゃない。
だからこそ、私たちは自分の思うように、自分が正しいと思った道を進むしかないんだと思う。
今作で感じたのは、日本よりも海外の方が詩を重視する部分があるということ。開放的で、正解がなくて、それぞれの感性で生まれる詩を読み合う会は、すごく魅力があって良かった。日本の授業でもこういったものを取り入れていくと、自分にはこういったものが見えているんだと己を更に知ることができるきっかけになるんではないだろうか。

夜中にいいものをみたので、今夜はいい夢が見れそう。
しき

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