しんご

いまを生きるのしんごのネタバレレビュー・内容・結末

いまを生きる(1989年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

公開当時に映画館で観て以来の鑑賞。当時は理解できなかった部分が多々あると実感。単純に「キーティングはいい先生だなぁ」では終わらない。「毒親の過干渉」から逃れられずにいる若者の葛藤。(名門の家であればあるほど。)
作品中盤の「中庭を歩くシーン」がジーンとくる。(以下、引用。)

「自分の信念を貫き通すのは難しい
誰もが人とは違う歩き方をしたいと思う
なのになぜ手拍子をした?
人と同化したいのだ
だが自分に自信を持たねば
他人から非難されようと
ばかにされようとも

フロストの言葉だ
森の分かれ道で
人の通らぬ道を選ぼう
全てが変わる
君らの歩き方を見つけろ
自分だけの歩み
自分だけの方角を
立派でも愚かでも構わん
さあ 中庭は君らのものだ」

『18歳までに子どもにみせたい映画100』No.078
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