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いまを生きるのanagのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
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最初の授業でグラフをきっちりノートに取ってその後ぐしゃぐしゃにした生徒、素直でかわいい。
教科書に書いてあることなのに正しくないというのは、校則の厳しい学校で過ごす生徒達には衝撃的だったと思う。

人間だから詩を読む、その教えに感銘を受けた生徒が朗読クラブを再結成して、自分らしく生きるとは、とおのおのが考え行動するようになる。青春じゃーんと思いきや、ニール…。大人の立場から見ると10年がんばれ、こっそり演劇を続けちゃえばいいよ、本当にやりたいんなら親元から逃げ出して0から出発しようよ、なんて無責任に言えちゃうけど、こんなに閉じ固まった学校にいると生か死かの二択になってしまうんだろうな。ある意味おぼっちゃんならではの考え方だと思ってしまう。
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