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いまを生きるのyukikaのレビュー・感想・評価

いまを生きる(1989年製作の映画)
4.6
今1番憧れている人が、“人生でもっとも好きな映画”にあげていたので、どうしても観たくて鑑賞。
観て本当によかった。素晴らしく素敵な映画でした。
本当に素敵だったのに、どうしよう。素敵すぎたせいなのか感じたことがたくさんあるのに全然言葉になってくれません。
どうしよう!困った!

厳格な全寮制学校で優等生であることを求められている学生たちの元に、型破りなキーティング先生がやってくる。学生たちは次第にキーティング先生を慕い、自分自身の意思や夢に目覚めて、変わっていく。王道なストーリーのようだけれど、これが本当にいいのです。作中心に残るセリフがたくさん出てきますが全然説教くさくなくて、チープじゃなくて、自然と心にストンと落ちてくる。
まるで、自分もキーティング先生の教え子になったみたいに。


『僕たちには、人と同化したい欲求がある。だが、自分を信頼しなければならない』

キーティング先生の優しく自由なのに無法ではない、信念ある教えを受けていると、わたしはわたしという人ときちんと向き合って、大切に、強く生きていきたい。
自然とそんな決意が満ちてきます。

自分の頭で考える。
自分の心で感じる。
…いつのまにか諦めてしまってたなぁ。
いまをしっかりと生きたい。
楽しみたい。


鑑賞後に、“いまを生きる”というこのタイトルを座右の銘にしましたってレビューをたくさん見たし、憧れの人もそう言っていたけれど、すごく納得。この映画を観ると“いまを生きよう”って気持ちに本当になるから。
きっとわたしもこれから“いまを生きる”って繰り返し繰り返し反芻するだろうと思います。

大切な1本になりました。
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