このレビューはネタバレを含みます
20年以上前、高校で倫理の授業で見た。そして今日9歳の娘と共に見た。自分が成長していないだけかもしれないが、同じ感情、同じ涙。
ラストを知っているからこそ、全編に渡るニールの生に対する無垢な力強さに惹かれ、圧倒される。自分はこんなに心の声に従い、自分を解放できているだろうか。
そして、キーリングは、確信犯的に、17歳の多感な年頃の男子が殻を破り、内なる声に耳を傾けて、更に行動するところまで導く。自分はこんなに人に対して、熱く影響を与えられているだろうか。
死という手段で自分の生き様を強烈に示し、究極の感謝を表現したニールに、魂が揺さぶられて止まらなかった。