浜一

ガメラ2 レギオン襲来の浜一のレビュー・感想・評価

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)
4.8
最初の劇場公開時に観てから何度観直しているか判らないくらい観ている作品のひとつ。
・札幌の市営地下鉄構内に防護服着て自衛隊員か入って行くシーンでは、前年に起こった大事件のニュース映像との既視感があった。思えば、1作目の公開された1995年は阪神・淡路大震災とオウム真理教による地下鉄サリン事件と大きな災害、事件のあった年だった。
・藤谷文子扮する草薙浅黄が何で出てくる?意味なくない?との声を聞くが、監督のイメージでは任侠映画の高倉健とヒロインの関係性と一緒とか。深い信頼関係で結ばれつつ、2人は別れ、男は闘いの道を選ぶ。女は男の後ろ姿を見守っているような。この作品では傷つき、満身創痍の彼(ガメラ)にそっと寄り添い介抱する感じなのでしょう。
・キャスティングでは水野美紀の父親役のベンガルが台詞無しで1シーンのみの出演なのに良い味を出していた。あと、内閣官房長官役の俳優がいい感じなのに名前が判らなくて、クレジットをじっと見ていたら、徳間書店の社長だった。平成ガメラシリーズの製作総指揮の方ですね。こういうちょっと出るだけの政治家・役人役はプロの俳優ではない方が嵌まりますね。
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