とがぴ

ガメラ2 レギオン襲来のとがぴのレビュー・感想・評価

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)
4.1
地下鉄のレギオン襲撃シーンのホラー感が凄い。

90年代特撮映画独特の画面の質感が味があって良い。仮面ライダーZOに通ずるものを感じる。

北海道が舞台になってるだけあって銀世界が印象的だったり、特撮監督を樋口さんがやってるだけあって、ケレン味のある演出が印象的。(地下鉄やガメラが居る時の爆発関連とか)

電磁波に反応する特性が機械に塗れた現代に観るとより恐怖感が増すような趣がある。

大量のレギオン軍団がガメラに纏わりつく場面の気味悪さが異様。現代の映像では中々観れない、当時の映像技術ならではの不気味さが見所。

ガメラはあくまで「地球の守護者」であって決して人類を守った訳ではないというのが、大自然の使者としての警鐘のメタファーを想起させるのもなるほど、という気持ち。
とがぴ

とがぴ