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ガメラ2 レギオン襲来のばんがどのレビュー・感想・評価

ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)
4.6
怪獣映画の最高傑作。
同時期に公開された、インデペンデンスデイや、ツイスターに並ぶディザスタームービーの傑作。
前半はSFサスペンス。プロフェッショナルに追跡していく主人公。そのさらに一歩先を行くレギオンにまつわる事象。
次第に大きくなっていく事象にも冷静に的確に対応する主人公たちがとにかくカッコいい。
その追跡劇のペースを一気にぶち壊すガメラ。
俺が主人公や!と言わんばかりの空気を読まなさ。前作のセルフリメイクで、平成ガメラのキャラが確立された感がある。
その後もストーリーはぐんぐん加速し続けるが、仙台パートが終了すると雰囲気がガラリと変わり一気に戦争映画へ。
阪神淡路大震災直後ということもあるのか、後の東日本大震災までも彷彿とさせる国家存亡レベルの危機が上手く描写されている。
最終決戦は、前作の空中戦や前半のペースに比べ若干もたついた印象もあるが、ダレることはなく一気にクライマックスに突入していく。
全てにおいて、前作を上回った貴重な続編映画。
前作は少なかったガメラのアップシーンもシェイプアップしてカッコ良くなったからか、大幅に増えてるのもよい。
火球三段撃ちがお気に入りです。
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