アキ・カウリスマキがハムレットを会社役員風にアレンジ。1987年、86分。モノクロフィルムのデジタルリマスタリングが効いているせいか、ワイシャツや顔に当たる光の白や、影、執務室の重厚な黒のクッキリ感…
>>続きを読む珍しく誰にも愛着が湧かないのは富裕層の話だからだろうか
いつもの小市民を描いた作品にはある愛嬌が感じられない
と思っていたらあのラスト
いいぞ、そのしたたかさ
無表情の奥で微妙な心情の変化をしっか…
カウリスマキがハムレットを扱っているフィルムノワール。ハムレットの悲劇にカウリスマキ的ユーモアが添えられながら喜劇的になる感じ、亡霊の多重露光とかハッとするカメラワークとかヒッチコック的サスペンスな…
>>続きを読むへぇ、カウリスマキってこんなのも撮ってるんだというようなノワール。
他の感想にあるコメディというのは、個人的にはあまり感じず、そこそこの緊張感を感じた。
浴槽での自殺や船での殺しのシーンなど直接的…
原題『Hamlet liikemaailmassa』 (1987)
監督・脚本・製作 : アキ・カウリスマキ
撮影 : ティモ・サルミネン
編集 : ライヤ・タルヴィオ
音楽 : エルモア・ジェー…
ハムレットというかシェイクスピアをちゃんと学んでないので人名にはぴんと来ない部分もあったけど、そこは流石シェイクスピアなのかカウリスマキと言うべきか、わからなくても理解できるようにはなっている。
そ…
死をここまでコミカルに、でもふざけ過ぎず人物の心情にもスポットを当てて描ける人ってなかなかいなさそう。
ただ、寸劇だと思っていると大間違いで最後まで見るとこの映画は確かにフィルムノワールだと思える。…
カウリスマキ版ハムレット
こういう時の映画は現実逃避にもってこい。
ハムレット、阿保っぽく見せててわりと策士だ。バカ利口な奴だけど詰めが甘い。
所々にコミカルシーンがあるのでホッとする。カティ…
ハムレットの机の上は何もない無機質な時の方が似合う
灰皿とウイスキーだけ、それが妙に似合う
男性はみんなオールバックで、やっぱり男はおでこ見せるとカッコよくみえるね
毒入りの瓶や厚切りのハムが…