このレビューはネタバレを含みます
アキ・カウリスマキ監督長編第4作。
シェイクスピアの原作「ハムレット」を、現代の企業をめぐる人間ドラマに翻案したブラック・コメディ。
大会社の経営幹部である兄を殺害して会社を乗っ取ろうと策略をは…
欲望に走ってしまった人間の末路。
カウリスマキ監督のブラックユーモアを所々で感じながら、ある大企業の破滅を描く。
黒澤明監督の『酔いどれ天使』のラストで、志村喬さんが言っていた「人間に一番大切な薬…
シェイクスピアの悲劇「ハムレット」をアキ・カウリスマキ監督が舞台を現代のフィンランドに脚色したモノクロ作品。筋はおおむねオリジナルの悲劇を踏襲。しかし末節は結構激しくカウリスマキ監督っぽさが出ている…
>>続きを読むカウリスマキのレンジの広さを知った一作として記憶に残るであろう。
愛やユーモアを表現出来る人はそれと同等の振り幅で冷酷や空虚の方にも行けたりするもんだなと。
怒りにまかせて蹴ったジュークボックス…
今まで観た中では、音楽の入れ方が一番、劇的で擬古的だったけれど、ソレが成功している時と、カスってる時があると思います。映像は、それなりに良い!って思えるのに。なので、微妙に盛り上がりきらない。という…
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ハムレットのお話なんだけど、すぐ後ろにいるのに気づかない感じ?
あんだけ身内が毒殺されたら用心しないかねー。
あんなに毒薬で次々に死んじゃうのねー。
物音に少し敏感になってほしいさー。
原作もそーだ…
アキ・カウリスマキ版のハムレット。
ブラックユーモア溢れる復讐劇。
シリアスな顔して、アホっぽい小道具を出しながら進行する物語が何ともカウリスマキな空気感。
突然挿入される跳ね系のロックがいい感じ。…