アトミ

ハムレット・ゴーズ・ビジネスのアトミのネタバレレビュー・内容・結末

1.5

このレビューはネタバレを含みます

30点

テーブルの下に繋がれた子犬。
部屋に入ってきた中年男は洗面所でグラスに毒を仕込む。

男クラウスはリビングに現れた夫人に抱きつき熱いキス。をしながらグラスを入れ替える。
「だめよクラウス!バレるわ」
夫人はグラスを旦那のいる書斎に持って行く。
水を飲んだ旦那は苦しみ出す。
書斎を訪れた息子。
グラスを処分する。


葬式。
会社の株は51パーセントをハムレットが引き継ぎ、クラウスも少々。2人はライバル関係。



「丘の上のサタンとキリスト」
ハムレットとクラウスががっちり握手。


2ヶ月後。
ハムレットとキスするも押し返す女。
彼女には結婚までは守るとの強い意志があった。

夕食後。
母はハムレットに「クラウスと結婚する」と伝える。ハムレットは「縁を切るのが条件」だと部屋から出て行く。

そして母とクラウスは結婚。
その日辺りから屋敷で幽霊目撃が多発する。

社長室。
クラウスは前社長の写真などを全て処分させ、クランツ達にオスロへ飛び、ワレンベルクに会い、この手紙の返事をもらってこいと指示を受ける。
製材所に興味あるワレンベルクは炭鉱にも手を出しできている。もし自分達が造船所を閉鎖したらカリブ海の観光船業を独占されてしまう。数年かけて保険金を増額し潰すはずだ。
我々の利益はスウェーデンのトラック工場の相当量の株。我が社の経営も立て直せる。というのがクラウスの考えのようだ。
問題は造船所従業員の反発。だか抑え込めばいい。ハムレットは女に惚けてるし会議など上の空だと笑うクラウス。
社長室の会話を盗聴するハムレット。


そんな中。
ハムレットは守衛から父親の幽霊を見たとの情報を得る。

夜中。
現れた父親の幽霊。
「毒殺された。敵を討て」


「最悪の口論」
翌朝。
ハムレットはオフェリアの兄ラウリ(部下。幼なじみ)から
❶新しいオフィスを用意
❷オフェリアはあなた向きじゃない
と相談。
ハムレットは❶は渋々了承、❷については兄を往復ビンタし部屋から追い出した。
ブチ切れたラウリは副社長クラウスに会いに行き相談。1年間休みをもらいストックホルムで勉強したいと申し出る。

その頃。
ハムレットはオフェリアへのラブレターを書くことに必死。
我ながらのデキに笑いが止まらないハムレット。

ハムレットはオフェリア邸を訪ね。
オフェリアにラブレターを渡して帰る。


「ラウリ 旅に出る」
ラウリはオフェリアに「ハムレットと付き合わない」と約束させる。
父親(ポロニウス)は「したたかに。焦らして吸い取れるだけ吸い取れ」とオフェリアにアドバイス。
が、オフェリアは遊び人ハムレットは「本気かも」と感じ良心を痛めていた。

そんな中。
クランツ達がワレンベルクの返答を持って戻った。
手紙を確認するクラウス。不機嫌になる。

トレーニングルーム。
ハムレットは運転手シモに「おかしな行動をとるが作戦だと理解しといてくれ」と伝える。

会議。
アヒルの人形。
ハムレットは小学生の描く絵のようなものを描いている。
クラウスはワレンベルク案に基づき造船所と製材所を売ってアヒル人形作りでやって行く事を提案。役員全員賛成。が、株主ハムレットが反対。案は却下となる。


「哀愁のハムレット」
オフェリアへの恋煩いによりハムレットは精神的にヤバい状態だからこの前のような「邪魔」をするんだとポロニウス。
クラウスは何とか始末しようかと考えたがポロニウスは危険だと止め、本当にハムレットが狂ってるか確認しに行く。
そして噂通りだという答えを出す。

夜。
デートするハムレットとオフェリア。
ハムレットはオフェリアを部屋に誘うが、オフェリアは「嫌だ」と断る。
ハムレットは拗ねて去る。

ライブBAR。
ネオロカバンドのライブ。
オフェリアにフラレて完全にヘコんでるハムレット。

店から出たハムレット。
シモが彼女とイチャイチャ。
ハムレットはシモの彼女に強引にキスしようとしてシモに睨まれる。


屋敷。
ハムレットは「まともになった」と母とクラウスに報告。今までのお詫びにと舞台に招待する。

舞台。
ハムレットの父親を毒殺したシーンがそのまま演じられる。
そしてクラウスと母親にスポットライトが当たる。
2人は逃げるように立ち去る。
してやったりハムレット。
オフェリアの唇を奪う。

屋敷。
ハムレットは守衛室からこっそり銃を盗み、ヤケ酒してるクラウスの部屋へ。
背後から忍び寄り、引き金を引こうとしたその時、女中がハムレットを呼びに来る。
いないはずのハムレットが背後にいてビックリクラウス。

母親の寝室。
まだまだ生ぬるいとハムレット。
と、衣装棚から物音。ハムレット発砲。
ポロニウスが倒れ込む。
ハムレットはポロニウスの死体を担ぎ、大通りに放置。


「通りの死体、 犯人の追跡始まる」
クラウスはハムレットをロンドンに逃げろと指示。ムードキンという男の事業を手伝え。と。

荷造りするハムレット。
と、オフェリアが今までもらったラブレターを返しに現れた。ハムレットはオフェリアにもらったものを返す(アヒル人形など)。
貸し借りがなくなった2人。まだ結婚したい?と尋ねるオフェリアに「もう気がない。旅に出る」と返答。

港。
クラウスはハムレットに「ムードキンへの支度金だ。渡せばわかる」と封筒を渡す。
ハムレットは待ち合いロビーへ。

実はムードキンがハムレットを始末する手筈になっていたのだった。クラウスはクランツ達に「最後を見届けろ」と命じる。

待ち合いロビー。
ハムレットは気になり、封筒の中身を確認。
そのまま船に乗る。襲って来たクランツ達を始末する。

その頃。
オフェリアは湯船の中で自殺。


父親の知らせを聞いて戻ったラウリ。
オフェリアまでもが死んで悲しみと怒りがスパーキング。クラウスは「原因はハムレット。敵討ちに協力する」と。

後日。
戻ったハムレット。
母がからオフェリアの死を聞く。


「悲しき過ち」
鶏肉料理に毒を盛るクラウス。
が、その料理を母親がつまみ食い。死亡。
ハムレットは医師から「毒によるショック死」だと聞かされる。
幽霊となった母親は父親と再会。
ハムレットは母親の髪の毛を少し切り胸ポケットにしまう。

クラウスはラウリをそそのかしハムレットに復習する作戦。
TELで部屋に呼ぶら、
背後から包丁で襲うラウリ。が、ハムレットに交わされラジオを頭に被せられる。ぶっ倒れる。
クラウス発砲。が、当たらない。
ハムレット発砲。クラウス死亡。
ハムレットは守衛のフリをして警察にTEL。
ラウリと社長が争って死んだ。と。
TELを切り、ラウリに銃を握らせる。


後日。
シモは彼女(女中)にまだ結婚できないと返答。
造船所がどうなるかわからないしハムレットをマークしてる。と。

その頃。
ハムレットはオフィスにシモを呼ぶ。
シモと女中以外みんな辞めてしまて空虚なハムレット。
ワレンベルクに全部身売りするとシモに報告。そして幼き頃からしるシモに真相を話しておきたい。と。

「父親を殺したのはクラウスではなく、僕だ」

クラウスが微毒を使っていたのは知っていたゆえ、業を煮やしたハムレットは劇薬にすり替えた。と。

ハムレットは一杯付き合えとシモに酒を注がせる。シモは毒を混ぜハムレットに飲ませた。ハムレット死亡。
シモは契約書を破き、犬と彼女と屋敷を去る。






というお話。
ハムレットを現代版にアレンジし直した作品。
コレはダメだ。ハムレットの作品の魅力を消しちゃってる。ハムレットにも魅力がないし、オフェリアもだめ。
てかダメな所しか目立たない。
アトミ

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