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渚の果てにこの愛をのHKのレビュー・感想・評価

渚の果てにこの愛を(1969年製作の映画)
4.2
旅の途中のロバート・ウォーカー・Jrに、お帰り!リター・ヘイワースのオバハンが走り寄って来る。どうやら彼女は自分を出て行った息子だと思っており、少し頭も…。そんなわけでしばらく厄介になることにするが、娘ミムジー・ファーマーが帰宅して茶番もお終い…にはならなかったのだ。ファーマーも自分を兄と呼び、しかも、迫って来る!なんだこれ?!エロヴィデ?という異色のフレンチスリラーで、オチは君の想像を遥かに超える…と思う。鑑賞後、知らない人に声を掛けられても間違ってるよ、と思えなくなる深い余韻を残す傑作。『かくも長き不在』(60)や『去年マリエンバードで』(60)より好きです。
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