このレビューはネタバレを含みます
差別の中で生きていく
手紙、大事やねんで、
命より大事な時あんねんで。ー由美子の言葉。
両親を亡くし、善人である筈な兄が殺人犯に。
どこかでちょっとずつズレを直せば、
こんな事起こらなかったのに。
空き巣に入ること自体思いとどまれば良かった
弟は、兄の件で仕事、恋愛、住居、駄目になる。
たった一人の兄だけど、縁を切りたいと思う。
今のネット社会も怖い。
妻や娘にも差別の目が。
犯罪者でもないのに、逃げまどう。
兄からの手紙を無視して、
代わりに由美子が返事してくれて、
兄は喜んで、
由美子は社長にも書いてくれて、
やっぱり、あの平野社長(杉浦直樹)の言葉を
信条にして行くしかないのかな。
犯罪者の家族というだけで、当人何もしていなくても差別される。それが現実。
辛く苦しいけれど、逃げずに生きていくしかない。
と、思えた直樹。
兄との再会できるかな。
付け足し:
🎀本作の沢尻エリカさん、容貌はもちろん、演技、役柄共にとても良くて、大好きになりました。🎀