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パッションのtntnのレビュー・感想・評価

パッション(1982年製作の映画)
3.7
「映画とは、光によって我々の世界の影を描く」みたいな台詞が確かあって、そのものずばりだなと思うぐらい、ライティングがバキバキに決まった画面が終始かっこよかった。ただ笑えるシーンも多くて、突然体をぐにゃぐにゃ曲げる場面とか爆笑。
映画作りについての映画って大体「映画愛」に着地すると思うのだが、ゴダールはさすがというべきか、映画作りという労働、それをこの状況でやるべきなのか(動乱する祖国に妻を置いてきた男の挿話とか)という問い、物語=歴史の追求などについての議論が延々と続く。
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