そもそもゴダールは鑑賞クリアしたのがこれでやっと4本目。
途中で止めてしまうのも多く、観始めるが面白味を感じなく意欲を損ねてしまう。
今作はハンナ・シグラの若い頃が観たかったので。
ハンナはドイツ出身のベテラン女優。今は太ったオバサン役が板に付いてるけど、若い頃のスタイルの良さはヘルムート・ニュートンのドキュメンタリーで承知済み。当時38歳。雰囲気がカッコイイ。
ミシェル・ピコリとハンナが夫婦役。ミシェルは工場経営者。ハンナはホテル経営者。
イザベル・ユペールが当時28歳でベリーショートの素朴な工員役がキュート。
さて内容は理解不能。というかだから何?
鑑賞者は何かを得たくて観るでしょう?それが全く無いので詐欺のよう。つまらない。まぁ、私の感受性の無さが問題でしょうかね?
映画を撮影するチームがスイスの小さな村にやってきて、周りを掻き回すだけ。とにかくガチャガチャと煩いだけ。
タイトル『パッション』という作品を作っているのだが、キャストが工場から連れて来たド素人を使い、レンブラントやドラクロワの名画に真似て扮装させ、全裸にさせてカメラに収めたいが、監督が光加減に文句を付けて撮影が進まない、どんどん費用が嵩んで行くだけ。
その間、監督はハンナとイザベルと二股掛けて浮気したり、ラストも何も生まずに終わるし...
あ〜あ、時間の無駄だった。