のんchan

パッションののんchanのレビュー・感想・評価

パッション(1982年製作の映画)
3.0
そもそもゴダールは鑑賞クリアしたのがこれでやっと4本目。
途中で止めてしまうのも多く、観始めるが面白味を感じなく意欲を損ねてしまう。

今作はハンナ・シグラの若い頃が観たかったので。
ハンナはドイツ出身のベテラン女優。今は太ったオバサン役が板に付いてるけど、若い頃のスタイルの良さはヘルムート・ニュートンのドキュメンタリーで承知済み。当時38歳。雰囲気がカッコイイ。

ミシェル・ピコリとハンナが夫婦役。ミシェルは工場経営者。ハンナはホテル経営者。

イザベル・ユペールが当時28歳でベリーショートの素朴な工員役がキュート。


さて内容は理解不能。というかだから何?
鑑賞者は何かを得たくて観るでしょう?それが全く無いので詐欺のよう。つまらない。まぁ、私の感受性の無さが問題でしょうかね?

映画を撮影するチームがスイスの小さな村にやってきて、周りを掻き回すだけ。とにかくガチャガチャと煩いだけ。

タイトル『パッション』という作品を作っているのだが、キャストが工場から連れて来たド素人を使い、レンブラントやドラクロワの名画に真似て扮装させ、全裸にさせてカメラに収めたいが、監督が光加減に文句を付けて撮影が進まない、どんどん費用が嵩んで行くだけ。
その間、監督はハンナとイザベルと二股掛けて浮気したり、ラストも何も生まずに終わるし...

あ〜あ、時間の無駄だった。
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