政治的作品に傾倒していたゴダールが商業映画に復帰して『勝手に逃げろ/人生』の次に撮った作品。
映画製作現場の内幕もので、ドラクロワ、レンブラント、ゴヤの絵画を忠実に再現する撮影隊の人間模様を描く…
最近見たのだがまた見てみた。ちょい役でミリアム・ルーセルが出ていたが、たぶんゴダールは彼女をずっと撮り続けたかったのではないか。「マリア」で主役に迎えられるが、アンヌ=マリーの手前、大っぴらに何度も…
>>続きを読む映画製作は工場労働だ!労働は愛だ!快楽だ!
この作品を通してゴダールが伝えたいことの半分も私は理解できていないと思いますが、面白かったです。絵画を映画にするというということでセットも豪華で美しく、撮…
映画における「物語」を否定しつつ、それを描き、絵画の「光」を礼賛しつつ、挫折し、人間関係は続きながら壊れ、その逆はない。政治闘争、夫婦の不仲、階級闘争、金銭問題、親しいものとの決別、レープ、未完の映…
>>続きを読むUne femme mariée, un film de Jean-Luc Godard. © 1964 Gaumont / Columbia Films.