「結婚のすべて」(1958年)に続けて、岡本喜八監督初期作品を鑑賞。
原作は、直木賞を受賞した山口瞳の同名小説。
アニメや特撮などの映像表現を盛り込みながら、高度成長期の世相と戦中派サラリーマンのボ…
軽妙なコメディだったが、最後は反戦のメッセージが込められた社会派ドラマになっていた。
高度経済成長期に入ってはいたが当時はまだ戦争の記憶が生々しかったんだろな。フランキー堺版『私は貝になりたい』もそ…
江分利満=EVERYMAN(すべての男?)昭和38年だから、まだまだ戦争の傷跡が色濃く残る時代。そんな時代の中で懸命に生きるサラリーマン戦士たちの人間讃歌。ただ、喜劇と社会風刺を混ぜ込んだ映画として…
>>続きを読む主人公が小説を執筆する姿を描きながら、その小説の中身が映画の中で描写される。なかなか面白いメタ構造の映画です。ストップモーションを用いた実験的な映像もあったりと、なかなか尖った映画ですね。
その中…
ある男の自伝小説を通して昭和のサラリーマンの生態を描く、今で言うところのOL日記。本作にも「肉弾」にも「近頃なぜかチャールストン」にも「男より女の方が平均寿命長い」ことが示される。なぜ女の方が平均寿…
>>続きを読むなぜか雑誌で連載することになったサントリー勤務のサラリーマンがエッセイを書くことになった話。60年代の作品と思えないくらい、アニメや舞台風演出など色んな手法で演出していてオシャレ。テレ東の深夜ドラマ…
>>続きを読む昔の映画をほとんど見たこともなければ、モノクロ映画を観出したのも最近のことで、自分にとってはいろんなことが新鮮なんですが、この時代からこんな演出があったんだ!というセンスの原石みたいなものをみた気持…
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