コーラスで始まるオープニング、“面白くない…”のモノローグからすっかりハマってしまった。
ずっと中年(36歳!)のぼやきと日常生活が描かれるだけなのにこんなに面白いとは。
最後に酔っ払って戦争の話を…
まさに中年おっさんのボヤきをそのまま映画にしたような感じ。
「宮本武蔵なんてのは何も偉くないよ。だってあいつは才能があって強かったんだもん。本当に偉いのは何の才能もないのに生きてる俺みたいなやつ…
昭和の激動の時代を生き抜き、それでいて今では日常の些細な不満や憤りを感じながら一介のサラリーマンとして生きる主人公。
名前の通り、おそらく当時多くの人が自己投影出来たであろう江分利満の人生を、回想シ…
「平凡な人生の中に」
あるキッカケから小説を執筆することになった男が、それまでの人生を振り返り小説を描く物語
社会では平凡で何も特別でないと思われる人にも、人それぞれの苦悩があり、人それぞれの悩…
面白い!
日常の鬱屈した退屈な生活を酔ってクダを巻く江分利満氏の語りが面白く、笑ってしまう。
家族の風景を小説の題材にするあたりから、アニメーションでの説明、背景にいる演者たちをストップさせる演出…