りょーこ

江分利満氏の優雅な生活のりょーこのレビュー・感想・評価

江分利満氏の優雅な生活(1963年製作の映画)
3.5
岡本喜八監督による昭和なサラリーマンがボヤきまくりクダを巻きまくるモノクロドラマ

飲みに行くと今でもたまにいるよなぁ~こういうおじさんw
嫌いじゃないけど、最初の1時間までしか耐えられないわww

そんな小林桂樹がイケボで喋りまくる作品でした(笑)
台詞量がとんでもない!!

「ウルトラマン」から笑顔の素敵な桜井浩子と、イデ隊員こと二瓶正也も出演してます♪

駄目爺ちゃんに東野英治郎、同僚には天本英世までいましたよ~



面白くない。

36歳のサントリー宣伝部員、江分利満(小林桂樹)は無気力である。

酒を飲んではクダを巻き、周囲から嫌がられる日々だ。

そんなある日、酔った勢いで小説を書くことになってしまい、とりあえずサラリーマンのあれこれを書くことに。

妻との出会い、息子の誕生、母の死、父(東野英治郎)の借金等々。

そんなボヤキな作品が、意外と世間でウケていき……



実際に彼の同僚だったら二度と飲みには行かないと思うけど、隣の隣くらいで肴にするくらいならイイな(笑)

アニメシーンがあったり、履き物で表現したり、カット割が色々あるのが面白かった♪

ひたすらクダ巻いてるだけなんですけどねw
なんか観ていられるww

ラストなんてもうほんと駄目なオッサンなんですよ!
ザ・昭和な男!!

でも東野英治郎はもっと駄目なのでした( ´∀`)
これは……ザ・大正の男、なのかなw?!

それを支える母、妻の包容力よ。
よく離婚しなかったなぁ~w

なんともどうしようもないオッサンの自分語りではあるのですが、それを面白おかしくなんならちょっと切なく当時のサラリーマンを等身大で描いた良作でした☆
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