江分利満氏の優雅な生活に投稿された感想・評価 - 2ページ目

『江分利満氏の優雅な生活』に投稿された感想・評価

U-NEXTにて。戦中を経た戦後のサラリーマンの生活。天国でもなく地獄でもなくただ「楽しくない」日々が、泥酔して決まった小説家デビューで思わぬ展開に。軽妙なコメディとして描かれるが、裏には強い戦争と…

>>続きを読む
ゆいこ

ゆいこの感想・評価

3.7

面白くない、とボヤくのが常習の江分利満氏。
一躍時の人となりながら、時代に残されそうになる彼の哀愁が味わい深い。
もはや小林桂樹の独壇場。
ナレーションの間合いのとり方とか聞きやすくて面白い。
終盤…

>>続きを読む
たと

たとの感想・評価

4.1

原作は第四十八回直木賞受賞作、山口瞳『江分利満氏の優雅な生活』。この回での候補作は八編だったが、選考委員は始めから『江分利満氏の優雅な生活』と杉本苑子『孤愁の岸』に手応えを感じて選考に挑んでいたよう…

>>続きを読む
最終的には戦中派の人々の想いが語られる物語だけど終始喜八節満載の軽快コメディで楽しい😋

これで何度目かの鑑賞。原作は自分にとって生涯ベスト級の小説で、よくぞこれを映像化したものだと感嘆する出来栄え、なのだけど、観るたびにその感動が減じるのはどういうわけか。筋を知っているから、というのは…

>>続きを読む

「結婚のすべて」(1958年)に続けて、岡本喜八監督初期作品を鑑賞。
原作は、直木賞を受賞した山口瞳の同名小説。
アニメや特撮などの映像表現を盛り込みながら、高度成長期の世相と戦中派サラリーマンのボ…

>>続きを読む
「戦中派なんてのはうざってえもんだ」っていう映画だったらいいな、これ。そうに違いないけど。
これも井上くんの家での岡本喜八上映会。

神宮球場の話をするシーンで泣いた記憶がある。
あと記憶に残ってるのは、家に居候する外国人が江分利満氏の辛さに寄り添うシーン。

コーラスで始まるオープニング、“面白くない…”のモノローグからすっかりハマってしまった。
ずっと中年(36歳!)のぼやきと日常生活が描かれるだけなのにこんなに面白いとは。
最後に酔っ払って戦争の話を…

>>続きを読む

白髪の老人は許さない!

原作はサントリーの宣伝部にいた直木賞作家の山口瞳。

原作とは何か所か改変されていますが、実に見事な映画的改変です。

原作も多分に原作者の自伝的要素の強い作品ですが、主人…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事