U-NEXTにて。戦中を経た戦後のサラリーマンの生活。天国でもなく地獄でもなくただ「楽しくない」日々が、泥酔して決まった小説家デビューで思わぬ展開に。軽妙なコメディとして描かれるが、裏には強い戦争と…
>>続きを読む面白くない、とボヤくのが常習の江分利満氏。
一躍時の人となりながら、時代に残されそうになる彼の哀愁が味わい深い。
もはや小林桂樹の独壇場。
ナレーションの間合いのとり方とか聞きやすくて面白い。
終盤…
原作は第四十八回直木賞受賞作、山口瞳『江分利満氏の優雅な生活』。この回での候補作は八編だったが、選考委員は始めから『江分利満氏の優雅な生活』と杉本苑子『孤愁の岸』に手応えを感じて選考に挑んでいたよう…
>>続きを読むこれで何度目かの鑑賞。原作は自分にとって生涯ベスト級の小説で、よくぞこれを映像化したものだと感嘆する出来栄え、なのだけど、観るたびにその感動が減じるのはどういうわけか。筋を知っているから、というのは…
>>続きを読む「結婚のすべて」(1958年)に続けて、岡本喜八監督初期作品を鑑賞。
原作は、直木賞を受賞した山口瞳の同名小説。
アニメや特撮などの映像表現を盛り込みながら、高度成長期の世相と戦中派サラリーマンのボ…
コーラスで始まるオープニング、“面白くない…”のモノローグからすっかりハマってしまった。
ずっと中年(36歳!)のぼやきと日常生活が描かれるだけなのにこんなに面白いとは。
最後に酔っ払って戦争の話を…
白髪の老人は許さない!
原作はサントリーの宣伝部にいた直木賞作家の山口瞳。
原作とは何か所か改変されていますが、実に見事な映画的改変です。
原作も多分に原作者の自伝的要素の強い作品ですが、主人…