私が社会人一年生の頃、サラリーマンの大先輩として山口瞳は憧れの人でした。
サントリーの宣伝部の社員だった彼は婦人画報に書いた当作品の原作「江分利満氏の優雅な生活」によって直木賞を授賞しサラリーマン世…
【古いのに新しさを感じる映画】
TSUTAYAの本を読んで、気になったので観賞。
だが、タイトルが読めない…。
えぶ…としみつ??
映画が始まってビックリ。
何と読みは(エブリ・マン)!
そん…
川島雄三が撮る予定だった作品を川島の死後、岡本喜八が引き継ぎ監督したのがこれ。日本映画黄金期の秀作の一つだと思う。
平凡な家族持ちのサラリーマンの哀れな生活を、ユーモラスに描いたなかなか面白い映画…
岡本喜八の作品、毎回登場人物の表情や仕草が細やかで豊か。本当に演技なのかというぐらいに自然。お葬式の場面の気だるそうな人達のあくびを控えめにする仕草や目をギョロリとさせるとこ、外人記者がスケッチブッ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
生まれてから関東大震災に昭和恐慌、15年戦争と苦労続きだった戦中世代サラリーマンの悲喜交々、とにかく語り口が見事 出来が良すぎてあんまり偉そうにして口出せない 強いて言うなら直木賞待ってる時の喰入り…
>>続きを読むあらすじなんて野暮だねといわんばかりに、たたみかけるように斬新な技術ちょいちょい入れてくる。
これほんとに1963年に作られたの…???汗
アバンギャルドだなぁ…
戦中、戦後の昭和の庶民の生活が…
江分利満氏の生活を通して、サラリーマンの悲喜交々や戦中派としての戦争への強い思いを感じれた。序盤は監督のユニークな演出が活きた喜劇だったが、父の人生を語り始めた辺りからあの戦争への言及がなされ始めた…
>>続きを読む自分内“山口瞳ブーム”の時に原作に出会って以来原作が大好きで、映画の存在は知っていたもののレンタルには無いしDVDは高いしで、ずっと観れなかった作品。やっと観れた!
原作がとりとめのないハナシの積重…