再鑑賞。
モノローグがちと古くて、多少退屈に感じるけど、面白かった。絡むとめんどくさいため、いつもはおとなしいのに結局誰からも相手にされない。そんな男が密かに抱える鬱屈した心情を辿ると戦争に行き着く…
当時東宝はこの作品を公開直後にお蔵入りにしたとのことだが、ここまで奇抜な作り方をすればそうなってしまったのも仕方がないように思える。しかし、この奇抜さがむしろ岡本喜八の独特な演出を最大限に楽しめる…
>>続きを読む数年ぶりに再見。小林桂樹のモノローグはめちゃくちゃ心地良いし、アニメーションを効果的に利用する遊び心が素晴らしい。小林桂樹の「背負うものが増えてきた」って台詞は歳を重ねるごとに、言葉の重みがしみじみ…
>>続きを読む後半矢鱈と反戦色が濃くなるのが喜八っぽい。山口瞳のせいかも知れないけど。途中でアニメやなんやと洒落てモダンな作りで、小市民の生活が垣間見えるのが新鮮。父親の人生などで昭和史をざっくり振り返ることもで…
>>続きを読む「才能のある人間が生きるのは何でもないことなんだよ。宮本武蔵なんてちっとも偉かあないよ、あいつは強かったんだから。本当に偉いのは一生懸命生きてる奴だよ、江分利みたいな奴だよ」とは言うが、一流企業サン…
>>続きを読む戦争を裏打ちするように描いている。
ユニークな演出がいっぱい。
戦争を知っている世代・知らない世代、今では全部過去になってしまった色々な時間が同時に生き生きと存在してあるので、新鮮だし、他人とは思え…
原作小説のイメージを忠実に映像化したような作品。
アニメーションなどの映像表現が多彩で、実際に原作小説を読んでいるかのようにテンポ良く話が進みます。
ほのぼのとした雰囲気で、いいもん観たなって感じに…
中学生の時見て、粋な映像とはこういうことをいうのだな!と思った。
その後何回か視聴。
エッセイ調で進むお話。当時が浮き彫りになりながらも、人の生活や喜びは変わらないんだなと思った。
どのシーンもす…